途上国でビジネスをするにあたって心得ておくべき5つのこと

スォスダイ。カンボジアのかご屋moily 代表のきよみです。

 

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いつも講演などをさせていただくとmoillyを立ち上げる中で一番大変だったことはなんですか?

と必ず聞かれます。

 

わたしの一番苦手な質問。いつもこの質問の旅にうーん。。。と考え込んでしまいます。

 

なぜって、とにかくわたしは単純なので大変だったことをすぐに忘れてしまうのです。

よく思い出せばあったような気がする・・・と思うのですが。

 

また世界を周っていたころに現地でのボランティアを経験していることもあり、すべてが思った通り行くはずがないことも、わかっています。一度で全てがうまくいったら奇跡です。

そのようなことから、大体の問題は想定内のことであり、あまり大変だとは思っていません。

 

ですが今回は、よく考えてみるとそういえば日本とはだいぶ違うなーと思う点、

途上国で日本のようにビジネスをしようと思うと、誰もがぶつかるであろう点を5つ挙げてみようと思います。

 

 

私が考える途上国で商品を作り上げるうえで大変なこと

 

  • 時間の感覚が違いすぎる
  • デザインがいつの間にか変わっている
  • なかなか高品質を保てない
  • すぐに辞める
  • 村によっての規則がある

 

 

日本でいったらどれもあり得ないと思いますが1つずつ詳しく解説していきます。

 

1、時間の感覚が違いすぎる

正直日本ほど時間に正確な国はないんじゃないでしょうか?

はじめから日本のペースでスケジュールを立てていてはいけません。基本ゆっくりです。

いつまでに出来上がるというのをあまり信じず、私は大体3倍の時間がかかると思って計算しています。

 

かごを取り扱いはじめのころは、1か月前に商品をオーダーし、実際1か月後に取りに行ったら1つも作れていなかったことがありました。( ;∀;)w

 

もう、怒るとかじゃないですよね。ここまでくると笑えるんですw

なんで一個もないの?と。w

「明日から作るんだよ。」「いや、今日買い取るって言ったやん‼!w」みたいなw

 

ここで私がいけなかったのは1か月放置してしまったこと。

何度も何度も顔を出して、「どうどう?できてる?」って様子を伺わなかったのが間違い。

 

今はもともと仕事のなかった村でお願いしていますし、頻繁に顔を出しているためここまでのことはありません。

(オーダーの数通り、かごが作られることはありませんが。)

 

2、デザインがいつの間にか変わっている(オーダーしたデザインと全然違う)

 

商品をオーダーすると、現地の方の自分アレンジが入ってくることが頻繁にあります。「この方がかっこいいじゃん!」とかw 

デザイン画通りではないものが出来上がることもあります。わたしのデザイン画が下手すぎるのかな汗

 

でもこれってすごく面白い。笑

オーダーしたものと全然違うものが出来上がってくるなんて、日本では絶対にありえない!!

案外それで面白いものが出来上がるときもあります。

時間に余裕がなければイライラの原因でしょうが、私はいつもそんな新しいデザインができあがってきたときは爆笑してしまいます笑

 

 

3、なかなか品質を保てない

もともとカンボジア内では高品質でないもので売れていたのに、それを高品質にして日本で売れるようにするのはなかなか大変。

カンボジアでは、これくらいだったら買い取ってくるのに、なんでだめなんだ?」

とよく言われます。他より3割~物によっては2倍ほど高い値段で買い取っているのに汗

 

もちろん、はじめから高品質なものを高く買い取るという説明はしていますし、なぜ高品質のものが必要かという話もしています。

 

ですが、買取の度に「なぜ買い取ってくれないんだー」といわれるので

毎回

日本ではどんなところで売られるのか、どんな商品と並べられるのか写真を見せて説明したり

 

高品質で作った方が、今後の村のためになぜいいのかとか

 

このかごに自分の名前もつくけど、それで本当にいいのか?とか。

 

このような話を毎回、毎回、何回も、何回もしています。

 

かごの品質を良くして高く売るのは元々なかった感覚。この感覚がすぐに身につくとは思わないのでしばらく根気が要りそうです。

 

また、私は編み手が一生懸命作ったかごを「品質が悪いから買い取れない」というのが本当に苦手。胸が痛い。でも、今後のために「買い取れない」といわなきゃいけない。いまだに毎回胸が痛いです。

 

4、すぐに辞めてしまう

これは他国のことはわかりませんが、カンボジアあるあるです。

お店の店員さんが、給料が少し高いからという理由でいつの間にか正面のお店の店員になっていたり

怒られたことが気に入らなくて店員みんなで辞めてしまったり。などよく聞きます。

 

この件ではわたしも一度かなり大変だった出来事がありました。(次回書きます)

 

はじめは、どうしたら辞めない用になるかと、編み手を囲おうとすることばかり考えていました。ですが、結局囲ったところで、辞める辞めないという問題はなくならず、自分のストレスも溜まる一方。

それより「自分と一緒に仕事するメリットを作るほうに力を入れた方がいい!」と気づき、今は来るもの拒まず去る者追わずスタイルにしました。そしたら気持ちがずーーーっと楽になりました。

 

最近はこちらから編み手を一生懸命探さなくても、ありがたいことに編み手さんのほうから集まってきてくれています。

 

5、村によって決まりが違う

 これはどこの国でもそうかもしれませんが、私の場合、村によってお金の払い方が異なります。

先払いなのか後払いなのか。さすがにすべてを先払いで渡してしまうのは怖いので、話し合って数割だけにしてもらいましたが、同じカンボジア内でも村によって違うのです。

 

お金のこと以外にもいろいろと村の決まりはあります。

「取引を始めるにあたってちゃんと信頼のできる人なのかを見極めるため村長の家で1泊することが条件。」と言われた村もありました。まずは村のルールをしって、尊重すること。それが途上国でビジネスをするにあたって大切なことのように思います。

 

 

以上、わたしが思う途上国でビジネスをするうえで心得ておいた方がいい5点でした。

 

これを知っていればすべて想定内になるので、「やっぱりそうきたかw」と笑える余裕が出てくるように思うのです。

 

自分がイライラ日本のようにいかないー!といっていたら、相手に気持ちは伝わってしまいます。(私も失敗済み)

自分も現地の人のようになって、現地のルールに従い、楽しく一緒に仕事するのが一番♪

 

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ぜひ途上国で、特に村の人たちと一緒にビジネスをしようと考えている方、参考にしてくださったら幸いです。

 

お互い頑張りましょうね!!

 

さてさて次回は、実際0から1を作るうえで一番大変だったこと。